ごあいさつ

            清泉同窓会 
                会 長   廣 瀬 睦 子


 
                    
 




 今年の冬はコロナ禍であえぐところへ追い打ちをかけるような三十五年ぶりの積雪量が一メートルを超える大雪になりました。
 春のはじまりに彩りを放ってくれた桜も散り、今は緑まぶしい新緑の森が野山に広がりはじめ、吹く風もさわやかです、また、夏鳥たちも訪れ、心地よいさえずりを響かせていますよ。そんな季節の移り変わりを日々感じているこの頃ですが、会員の皆様いかがお過ごしでしょうか。
 
 さて、昨年は新型コロナウイルス感染拡大を回避するため同窓会全ての行事を中止致しました。皆様方の温かいご理解とご協力ありがとうございました。
                      
 『感謝』 
 
  今年度は、去る三月一日 同窓会入会式が行われ、総合学科百五十一名・看護科三十八名 計百八十九名の新入会員の皆さんをお迎えしました。礼儀正しく、思いやり溢れる優しい心と知性と品格をそなえ、感謝の心をしっかりと育んでいる姿を目の当たりにして、とても誇らしく、温かな気持ちをいただき、嬉しい一時を味わい、母校の伝統がしっかり受け継がれていることに感動いたしました。
 これも偏に日頃より君波校長先生をはじめ諸先生方のご指導とご尽力のお陰様と感謝申し上げます。本当に有難うございます。そして新たな絆を築き、また同窓会の輪が一段と大きく広がりました。

 新型コロナウイルス感染拡大が一日も早く収束することを願い、今年度の行事を進めていく予定でおりましたが、全く目途が立たず残念ですが、今年も五月九日の総会を止む無く中止といたし、昨年同様書面総会とさせていただきます。
 また、本年は創立百二十周年の節目の年です。同窓会と致しましては、ご期待に沿うよう支援をしていきたいと考えております。こうした危機的な状況において、どのような形で迎えることが出来るかは分かりませんが、皆様と共に心より『祝いたい』と願っております。
 どうぞ温かいご理解をいただきますよう宜しくお願い申し上げます。

 今年も皆様の限りないご理解とお力添えを賜り、長い歴史と伝統を継承しながら脈々と永遠に受け継がれていくものと確信し、心のふるさとである清泉会館に集い、三つの校歌を歌い続けていきたいと心より願っております。
 結びに 母校の更なるご発展と、生徒のご活躍を心から願い、会員皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、再会出来ます日を楽しみにしております。


           
いま 私にできること
          私のいのちを 大切にすること
          他の人の いのちを 大切にすること


 
                                                 
  


                      令和 3年5月9日発行 清泉同窓会便り 第62号 より