ごあいさつ

            清泉同窓会 
                会 長   廣 瀬 睦 子


 
                    
 




 新緑の美しい頃となりました。暖冬のせいか桜の時期もあっという間に過ぎ、草の芽吹きもいつもより早いような気がします。
 さらに、新型コロナウイルス感染症対策も人ごとでなく、今年はゆっくりと季節を愛でてはいられない風情の中、慌ただしく時が過ぎていくように感じております。
 このたびの新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた国内外の多くの方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに罹患されている皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

 さて、本年5月10日(日)予定の「第62回 清泉同窓会総会」につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染が拡大している状況を鑑み、誠に残念ながら中止とさせていただくことといたしました。 なお、審議事項につきましては、役員会了承のもとに執行部一任にて決議いたしましたので、どうぞ皆様方の温かいご理解を賜りたいと心よりお願い申し上げます。
 
 こうした危機的な状況において、世界中の人びとが共に力を合わせ、励まし合って対応しています。世界的な感染大流行という危機に直面する今だからこそ、私たちは『つながり』の本来的な意味とその大切さに気づいていく必要があるのではと思っております。『緊急事態宣言』がコロナ危機を克服してくれるのではなく、この困難を打開できるか否かは、多くの関係者のご尽力とともに、私たち一人ひとりの徹底した適切な行動にかかっています。私たちは世界中の人びととの一つの「つながり」の中で生きています。共に支え合い、力を合わせ、一日も早く誰もが安心して生活できる社会になるよう、《ステイホーム》で今しばらく頑張って乗り越えたいものと願っております。              

 北陸新幹線が開通し5年目、この節目の年に富山駅南北通路開通が実現しました。市街地がひとつにつながり一段とふるさと富山が発展することと願っております。この良き日、駅北オーバードホール前の歩道の一角に素晴らしい大理石彫刻《ラバーズ》が設置されました。
 清泉同窓会員のニューヨークで活躍中の彫刻家『吉野美奈子』さん(富山女子高校27回生)の作品です。若者が大きな夢と希望・勇気を持って進む指針となり、富山のシンボルとして未来永劫多くの人びとの心のふるさととして親しまれることと思っております。皆さまの温かなご支援をいただき、清泉同窓会より僅かですが協力させていただきました。有難うございました。
感謝

 今年度、中ア健志校長が転任され、新たに君波敦子校長・井川あゆ美教頭をお迎えしました。執行部で林榮子監事が退任し新役員として金井千香副会長、井上福監事を迎えました。
 また、3月には193名の新入会員を迎えております。今後一層の同窓会運営の活性化に努めてまいる所存であります。
 会員の皆様方の温かなご理解とお力添えを賜りつつ、今後も母校の長い歴史と伝統が脈々と受け継がれていくものと確信し、心のふるさとである清泉会館に集い、三校の校歌を歌い続けてまいりたいと思っております。
 結びに、母校のさらなるご発展と、生徒の皆さんのご活躍を心から願うとともに、会員の皆さまのご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

                                                 
  


                      令和 2年5月10日発行 清泉同窓会便り 第61号 より